HTMLで文章を作っていると、「ここで区切りを入れたいな」と思うことってありますよね。
でも、ただスペースを空けるだけだと、読みづらく感じることもあると思います。
そんなときに便利なのが、hrタグです。
この記事では、HTMLのhrタグの使い方と、見た目をかっこよく調整する方法について、わかりやすく説明していきます。
このタグを正しく使えるようになると、文章の流れがきれいに整理できて、見やすくて読みやすいWebページを作れるようになります。
とてもシンプルなタグですが、知っておくととっても便利なので、ぜひ最後まで読んでみてください。
hrタグとは?基本的な使い方と役割

hrタグの定義と基本構文
HTMLのhrタグは、文章の区切りやセクションの切り替えを視覚的にわかりやすくするための水平線を表示するタグです。
とてもシンプルな構文で使えるので、HTMLを始めたばかりの人にも扱いやすい要素のひとつです。
以下に、hrタグの基本的なポイントをまとめます。
<hr>と記述するだけで水平線が表示される- 終了タグ
</hr>は必要ない - HTML5では意味的に「セクションの区切り」を示す
- デフォルトでは横幅100%、高さ1pxのグレーの線になる
- CSSで自由にデザイン調整ができる
このように、hrタグは見た目を整えるだけでなく、文書構造の明確化にも役立つ便利なタグです。
セクションの区切りとしての使い方
文章の流れをきちんと伝えるためには、適切な場所でセクションを区切る必要があります。
そんなときにhrタグはとても役に立ちます。
たとえば、次のような使い方があります。
- 長い文章の途中でテーマが変わる部分に線を入れてわかりやすくする
- お知らせやニュース記事などで内容の切り替えを示す
- フォームやコンテンツの下部に線を入れて視覚的に区切る
セクションごとの内容がはっきり見えるので、読む人にも親切です。
特に複数の話題がひとつの記事内で展開される場合には、視覚的な区切りとしてhrタグを活用すると、とてもスッキリします。
段落や見出しとの使い分け
段落や見出しとhrタグは、見た目が似ている場合もありますが、意味や役割はまったく異なります。
しっかり使い分けることが大切です。
以下の点を意識して使い分けましょう。
- 段落は
<p>タグを使い、文章のまとまりを示す - 見出しは
<h1>〜<h6>で、各セクションのタイトルを示す - hrは視覚的に区切るだけで、文章自体には意味を持たない
このように、それぞれのタグには役割があるので、目的に合わせて正しく使うことが読みやすいHTMLの基本になります。
HTML5におけるhrタグの意味
HTML5では、hrタグに意味が加わり、「前後の文脈の切り替え」を表すようになりました。
つまり、ただの飾りではなく、文書の流れに意味を持たせる要素とされています。
具体的には次のようなケースで意味を持ちます。
- 物語の場面が変わるとき
- 複数の情報を明確に区切る必要があるとき
- 会話や引用の間に意味的な区切りをつけたいとき
このように、hrタグは文章構造を視覚と意味の両面から整理してくれる存在になっています。
HTML5からの正しい意味を理解しておくと、SEO対策としても有利になります。
使用時の注意点とSEOへの影響
hrタグは便利なタグですが、使いすぎたり間違った使い方をするとSEOに悪影響を与える可能性もあります。
以下のような点に注意しましょう。
- 意味のない場所に乱用しない
- 見た目だけの目的で使うならCSSで代用する
- コンテンツの構造が複雑にならないように気をつける
- 複数のhrタグを連続で使うのは避ける
検索エンジンは文書の構造も評価するため、hrタグの使い方ひとつで記事の見え方が変わります。
適切に使うことで、読者にも検索エンジンにも伝わる良いHTMLになります。
hrタグのデザインをCSSで自由にカスタマイズする方法

線の色を変更する方法
hrタグの線は、CSSを使えば好きな色に変えることができます。
初期状態ではグレーの線ですが、見た目をもっと目立たせたいときやデザインに合った色にしたいときに便利です。
以下のような方法で線の色を変えることができます。
border-colorプロパティを使って色を指定するbackground-colorで色を付けて線に見せる- デフォルトのスタイルを
border: noneでリセットしてから色を設定する
たとえば、赤い線にしたいときは以下のように書きます。
hr {
border: none;
height: 2px;
background-color: red;
}
このように、色を変えるだけでもページ全体の印象が大きく変わるので、デザインに合わせて調整するととても効果的です。
太さと高さの調整方法
hrタグの線をもっと太くしたり細くしたりすることで、文章とのバランスを整えることができます。
高さを変えることで強調したい部分を目立たせることも可能です。
太さを調整するためのポイントは以下の通りです。
heightプロパティで高さを指定するborderを使う場合はborder-widthで太さを調整- 上下の
marginを広げて見た目にゆとりを持たせる
例えば、5ピクセルの太さにしたいときは次のように書きます。
hr {
height: 5px;
border: none;
background-color: #333;
}
読みやすいデザインにするためにも、太さの調整はとても大切なポイントです。
点線・破線など線種の変更方法
hrタグの線を点線や破線に変えることもできます。
これによって、よりおしゃれなデザインにしたり、内容をゆるやかに区切りたいときに役立ちます。
そのために使えるプロパティは以下の通りです。
border-styleを使って線種を変更する- 使える値には
solid(実線)、dashed(破線)、dotted(点線)などがある border-widthで線の太さも一緒に設定できる
破線にする場合のコードはこのようになります。
hr {
border: 1px dashed #666;
}
点線や破線を使うと、ページの雰囲気がやわらかくなり、堅すぎない印象を与えることができます。
左右の余白や中央寄せの調整方法
hrタグの横幅や位置もCSSで調整することができます。
デフォルトでは幅が100%になっていますが、中央に寄せて細めの線を使いたいときは以下の方法が便利です。
中央に寄せるための主なテクニックは次の通りです。
widthで横幅を狭く設定margin-leftとmargin-rightをautoに設定して中央寄せ- 上下の
marginでスペースの調整
たとえば、幅50%で中央にしたいときはこのように書きます。
hr {
width: 50%;
margin: 20px auto;
height: 2px;
background-color: #000;
}
見た目のバランスを考えて配置することで、文章の構成がもっと見やすくなります。
アニメーションや装飾の追加テクニック
CSSを使えば、hrタグにアニメーションや装飾を追加することもできます。
少しの動きや影を加えるだけで、ページ全体がプロっぽく仕上がります。
次のような装飾が可能です。
box-shadowで立体感をつけるtransitionでふわっと表示させるtransformやkeyframesでアニメーションを追加
たとえば、マウスをのせたときに線の色が変わるアニメーションはこのように書きます。
hr {
height: 3px;
background-color: #ccc;
transition: background-color 0.3s ease;
}
hr:hover {
background-color: red;
}
このように、アニメーションや装飾を少し加えるだけで、洗練されたデザインになります。
オリジナリティを出したいときにおすすめです。
hrタグの実用的な活用シーンと具体例

見出しの下に区切り線を入れる方法
記事やページのデザインで、見出しの下に区切り線を入れると、次に続く内容がとても見やすくなります。
この時にhrタグを使えば、簡単にスッキリとした印象に仕上がります。
見出しの下にhrタグを入れる際のポイントは次の通りです。
<h2>や<h3>のすぐ下に<hr>を置くmarginで見出しとの間隔を調整する- 線の色や太さを
CSSで調整してデザインを整える
例としては以下のように書きます。
<h2>見出しタイトル</h2>
<hr>
このように区切ることで、内容の区分けが視覚的に明確になり、読みやすさが向上します。
記事内で内容を整理する使い方
長い記事の中で話題が変わる部分にhrタグを使うと、読者が今どこを読んでいるのか分かりやすくなります。
特に1つのテーマの中で細かい話題が続くときには便利です。
具体的には、次のような場面で使えます。
- ストーリーや流れが切り替わるとき
- メリット・デメリットを分けたいとき
- ヒントや補足情報を区切りたいとき
このようにhrを使えば、読者の目線が混乱せず、記事全体の構成がスッキリと整います。
お問い合わせフォームとの併用例
ウェブページの最後などに表示されるお問い合わせフォームの前後にhrタグを入れると、本文とフォームの区切りがハッキリして、ユーザーにとって親切なレイアウトになります。
このような使い方が効果的です。
- 本文の締めくくりとフォームの間に線を引く
- 送信ボタンの前後にも視覚的な区切りをつける
- フォーム全体を別のセクションとして扱う印象を与える
たとえば、以下のようにマークアップします。
</section>
<hr>
<form>...</form>
このようにhrタグを活用することで、フォームも見た目が整って使いやすくなります。
複数のセクションを分かりやすくする工夫
1ページの中にいくつかの話題や商品紹介などが並ぶとき、hrタグで区切るとそれぞれのセクションが見やすくなります。
特に内容が似ていると混ざりやすいので、視覚的な線での区切りが役立ちます。
工夫できるポイントは次の通りです。
- 各セクションのタイトルと本文の間に線を入れる
- セクションの最後に線を入れて次との区別をつける
- カラーや太さをセクションごとに変えて変化をつける
このような工夫で、ページ全体が整理されて見やすくなります。
特に長いページや一覧ページにおすすめの使い方です。
スマホ表示に対応したhrタグの使い方
スマホでも快適に読めるデザインにするには、hrタグもモバイルに合わせたスタイル調整が必要です。
画面幅が小さいスマホでは、線が太すぎたり長すぎたりするとバランスが悪くなることがあります。
スマホ対応で意識するポイントは次の通りです。
widthを80%以下に設定して画面幅に合わせるmarginを調整して上下の余白を確保するmedia queriesを使って画面サイズ別にスタイルを変える
たとえば、次のようにスタイルを設定します。
@media screen and (max-width: 600px) {
hr {
width: 80%;
margin: 20px auto;
}
}
スマホでもhrタグを自然な見た目で表示することで、全体のデザインが統一されて信頼感のあるページに仕上がります。
hrタグと他の区切り方法の違いと使い分け

divタグとの使い分けポイント
hrタグとdivタグは、どちらもHTMLでよく使われる要素ですが、役割や使い方がまったく異なります。
見た目が似ている場合でも、使い分ける理由をしっかり理解しておくことが大切です。
以下のような点に注目して使い分けましょう。
hrは区切り線を表示するだけの意味を持つタグdivは複数の要素をまとめるための汎用コンテナhrは意味的に「文脈の切り替え」を示すdivには明確な意味はなく、スタイルや構造のために使う
たとえば、線を表示したいだけのときはhrを使い、スタイルをつけたりレイアウトを整える場合はdivを使うと正しい意味づけと整理ができます。
borderを使った線との違い
CSSでborderを使えば、divや他の要素に線を付けることができますが、hrタグとは用途が少し違います。
両方とも線を表示できますが、使う目的に応じて選ぶ必要があります。
線を引きたいときにどちらを使えばよいか、以下のように考えるとわかりやすいです。
hrは意味を持つ文書の区切りとして使うborderはデザインや装飾として線を表示するhrは1行の線として自動的に表示されるborderは上下左右どこでも自由に線を付けられる
つまり、線が見た目だけの装飾ならborderを使い、文脈の区切りを示すならhrを選ぶのが適切です。
疑似要素(::before/::after)との比較
CSSの疑似要素::beforeや::afterを使うと、HTMLのタグを増やさずに装飾を加えることができます。
見出しの下に線をつけたいときなど、デザインにこだわる場合によく使われます。
以下のような使い分けが考えられます。
::beforeや::afterはHTMLを増やさずにデザインできる- 完全に見た目の装飾として使うなら疑似要素が便利
- 文書構造に意味を持たせたいときは
hrを使う
たとえば見出しの下に線を表示する場合、以下のように書くことができます。
h2::after {
content: "";
display: block;
width: 100px;
height: 3px;
background: #000;
margin-top: 10px;
}
意味と装飾の使い分けができれば、HTMLとCSSの役割を正しく使いこなせるようになります。
hrタグのアクセシビリティの観点
hrタグは、見た目だけでなく「意味のある区切り」としてアクセシビリティにも効果があります。
スクリーンリーダーを使う人にとっては、hrがあることで文章の構成がより明確に伝わります。
アクセシビリティの面で役立つ理由は次の通りです。
hrは文脈の切り替えを視覚と意味で伝える- スクリーンリーダーが「区切りがある」と判断しやすくなる
- 線をCSSだけで作った場合は意味が伝わらない
このように、hrタグは視覚障がいのある人にとっても読みやすいコンテンツ作りに貢献します。
SEO対策としての正しい使い方
SEOにおいても、hrタグを正しく使うことで検索エンジンに文書の構造を伝えることができます。
ただし、乱用すると逆効果になることもあるので注意が必要です。
正しい使い方を理解するには、以下の点をおさえましょう。
- 意味のあるセクションの切り替え部分だけに使う
- 視覚だけを目的に使う場合はCSSにまかせる
- コンテンツが論理的に分かれているときに
hrで区切る
このように、hrタグは文書の構造を伝える手助けとして、SEOにも良い影響を与える可能性があります。
正しい使い方を心がけましょう。
まとめ

- hrタグは区切り線を表示するためのタグ
- 文脈の切り替えやセクション分けに意味を持つ
- CSSで色・太さ・スタイルを自由に変えられる
- スマホ対応や見出しとの組み合わせでデザイン性がアップ
- 他の要素や疑似要素と使い分けることで正しいHTMLが書ける
ぜひ今回学んだhrタグの使い方を、あなたのWebページでも試してみましょう。
きれいに区切られた読みやすいページが作れますよ。



