文字に取り消し線をつけたいけど、どのタグを使えばいいか分からないって悩むこと、ありますよね。
HTMLやCSSって言葉を聞くだけでちょっと難しそうに感じる人もいると思います。
この記事では、HTMLで取り消し線を表示する方法と、CSSで自由にデザインするやり方について、わかりやすく説明していきます。
タグの選び方やスタイルの付け方がわかれば、見た目も意味も伝わるきれいな取り消し線が作れるようになりますので、ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
HTMLで取り消し線を表示する基本的なタグとは?

取り消し線を表示するHTMLタグの種類
HTMLでは、文字に取り消し線を引くために使えるタグがいくつかあります。
それぞれのタグには意味や使い方の違いがあります。
<s>:単に「線を引く」ためのタグ<del>:削除された内容を示す意味を持つタグ<strike>:古いタグで、現在は非推奨
これらを使い分けることで、より意味のあるHTMLを書くことができます。
<del>タグと<s>タグの違い
取り消し線を付けるときに、<del>タグと<s>タグはよく使われますが、それぞれの意味が違います。
使い方を間違えると検索エンジンに誤解される可能性があります。
<del>は「この文章は削除された」と伝えるタグ<s>は「この情報は今は正しくない」という印象を与えるタグ
つまり、意味を持たせたいなら<del>、見た目だけでよいなら<s>を使うようにしましょう。
古いHTMLタグ(<strike>)は使うべきか
<strike>タグは、昔のHTMLでよく使われていた取り消し線タグですが、現在は非推奨です。
なぜなら、HTML5では<strike>は意味を持たない単なる装飾扱いとなっているからです。
<strike>はHTML5で正式に廃止- 代わりに
<s>や<del>を使うのが正しい - 古いWebサイトではまだ残っていることがある
これから新しくHTMLを書く人は、<strike>は使わない方が安全です。
取り消し線タグの書き方と使用例
実際に取り消し線を使いたい場合、タグの使い方はとてもシンプルです。
以下はよく使う例です。
<del>この文は削除されました</del><s>この情報は古いです</s>
これらを使うだけで、見た目にも意味にも伝わる取り消し線を表現できます。
意味論的に正しい取り消し線の使い方
HTMLではただ線を引けばよいというわけではありません。
コンテンツの意味を考えて正しいタグを選ぶことがとても大切です。
- 文章が本当に削除されたなら
<del> - 今は使われていない情報や価格などには
<s> - 装飾だけが目的ならCSSを使う選択肢もある
正しいタグを使えば、検索エンジンや音声読み上げツールでも理解しやすいWebページになります。
取り消し線タグを使う際の注意点
取り消し線は便利な表現方法ですが、使いすぎたり目的に合わない使い方をすると読みにくくなってしまいます。
以下の点に注意しましょう。
- 意味のある部分にだけ取り消し線を使う
- 文章全体に多用しない
- CSSで装飾を加える場合は視認性を意識する
読みやすさと意味を大切にすることで、ユーザーにとって親切なページになります。
HTMLタグだけで取り消し線を表示する方法まとめ
ここまでの内容をもとに、HTMLだけで取り消し線を表示するにはどうすればよいかをまとめます。
- もっとも基本的なのは
<del>と<s>タグ - 古い
<strike>タグは使わない - 意味を持たせるなら
<del>、見た目なら<s>
このポイントを押さえれば、HTMLだけで正しく取り消し線を使うことができます。
CSSを使って取り消し線を自由にカスタマイズする方法

CSSで取り消し線を表示する基本プロパティ(text-decoration)
CSSでは、文字に取り消し線を付けるにはtext-decorationというプロパティを使います。
このプロパティを正しく使うことで、HTMLタグだけではできない細かいデザインが可能になります。
text-decoration: line-through;で取り消し線を表示- 文字に直接適用することで柔軟なカスタマイズが可能
- HTMLタグを使わずに見た目だけ取り消し線を加えられる
このように、CSSを使えば装飾だけの目的で取り消し線を付けたい時にとても便利です。
取り消し線の色を変更する方法
通常、取り消し線は文字と同じ色になりますが、CSSを使えば線の色だけを変えることもできます。
見た目の印象を変えたい時に使うと効果的です。
text-decoration-colorを使う- 例:
text-decoration-color: red;で赤い線になる - 見やすさや強調したい時に使うと良い
線の色を変えるだけで、ユーザーに「ここは古い情報だよ」と分かりやすく伝えることができます。
取り消し線の太さを調整するテクニック
CSSでは、取り消し線の太さを自由に変えることもできます。
ただし、対応していないブラウザもあるため注意が必要です。
取り消し線の太さを調整するには以下のようにします。
text-decoration-thicknessを使う- 例:
text-decoration-thickness: 2px; - 単位には
emやpxが使える
線を太くすることで、強く取り消されたことを目立たせたい時に役立ちます。
取り消し線のスタイル(点線・波線など)を変えるには
取り消し線は、普通のまっすぐな線以外にも点線や波線に変更できます。
デザインにこだわりたい時には便利な方法です。
text-decoration-styleを使う- 利用できる値:
solid(通常)、dashed(点線)、dotted(ドット)、wavy(波線) - 例:
text-decoration-style: wavy;で波線に
この機能を使えば、他のサイトと違った個性的な取り消し線を作ることができます。
複数の装飾と組み合わせるコツ
CSSでは、取り消し線だけでなく、他の装飾と一緒に使うことができます。
例えば色を変えたり、文字を太くしたりなどのデザインが可能です。
text-decorationに複数の値を指定できる- 例:
text-decoration: line-through underline; colorやfont-weightなどと組み合わせて使える
このようにすると、強調したい部分に視覚的なアクセントを加えることができます。
CSSで疑似クラスと組み合わせた応用例
CSSでは:hoverや:activeといった疑似クラスを使うことで、取り消し線を動きのある表現に変えることができます。
ユーザーの操作に反応する表現は、インタラクティブなWebサイトに向いています。
a:hoverでマウスを当てた時に取り消し線を表示span:hoverで文字にだけ効果を付けられる:activeや:focusも使える
このようにすることで、読み手にわかりやすく、楽しく伝えられるWebページを作ることができます。
モバイル対応を考慮した取り消し線の実装
スマートフォンでも見やすい取り消し線を作るには、画面サイズやタップ操作に配慮したCSSの書き方が必要です。
特に細い線や色のコントラストが弱いと、読みづらくなってしまいます。
- 太めの線にしてタップ後の視認性を保つ
- 色のコントラストを高くして読みやすくする
- メディアクエリを使ってスマホ用のスタイルを分ける
こういった工夫をすることで、どんな端末でも快適に読めるページを作ることができます。
HTMLとCSSを組み合わせた実践的な取り消し線の使い方

基本的な取り消し線の実装手順
HTMLとCSSを使って、取り消し線を実際のWebページで表示するにはいくつかの方法があります。
ここでは、基本的な実装の手順をご紹介します。
- HTMLで
<span>タグなどを使って対象の文字を囲む - CSSで
text-decoration: line-through;を指定 - クラスを設定して複数箇所に適用できるようにする
例えば、次のようなコードになります。
<span class="delete-text">これは古い情報です</span>
.delete-text { text-decoration: line-through; }
このように、HTMLとCSSを一緒に使うことで、効率的に取り消し線を実装することができます。
SEOやアクセシビリティを意識した取り消し線
取り消し線はただの装飾ではなく、検索エンジンや読み上げソフトに対して意味を伝えることもできます。
特に意味のある削除や変更がある場合は、正しいタグの使い方が大切です。
<del>タグを使うと「削除された」と伝えられる<s>は視覚的な変更を表す- スクリーンリーダーは
<del>の内容を「削除された」と読むことがある
このように、意味のある変更には<del>タグを使うことがSEOとアクセシビリティの両面で重要です。
JavaScriptと組み合わせた動的な取り消し線の表示
JavaScriptを使えば、ユーザーの操作に応じて取り消し線を表示・非表示にすることができます。
これにより、より動きのあるWeb体験が作れます。
次のような手順で実装します。
- HTMLに取り消し線を付ける対象の要素を用意
- ボタンやイベントを設定
- クリック時に
classList.toggleなどでCSSクラスを切り替える
たとえば、次のコードはクリックすると取り消し線が表示される例です。
document.getElementById("btn").addEventListener("click", function() {
document.getElementById("target").classList.toggle("line");
});
このようにすると、ユーザーの操作に応じて情報を変化させることができます。
文章全体や一部に取り消し線を適用する方法
取り消し線は、単語だけでなく、文章全体や一部のフレーズにも使うことができます。
内容に応じて適切な範囲を設定することが重要です。
- 短い単語には
<del>や<s>を直接囲む - 長い文には
<span>や<p>タグ全体にクラスを適用 - CSSクラスを使えば複数箇所に同じスタイルを反映できる
適切に範囲を決めることで、読みやすく、意味の伝わる取り消し線を表示することができます。
CMSやブログツールでの取り消し線の実装方法
WordPressや他のブログツールを使っている場合でも、取り消し線を簡単に入れることができます。
エディタの機能やHTML直接編集で対応が可能です。
- ビジュアルエディタで取り消し線アイコンを使う
- HTMLモードで
<del>や<s>タグを手動で入力 - 独自のCSSクラスをテーマに追加して使う
ツールによってやり方は異なりますが、基本のHTMLとCSSを理解していれば柔軟に対応できます。
ブラウザ間の表示差異とその対策
取り消し線の表示は、ブラウザによって少し違う場合があります。
特にCSSの細かいスタイル(波線や太さなど)は、対応状況がバラバラです。
- CSSプロパティのサポート状況を確認する
- すべてのブラウザで安定して表示される
line-throughを基本にする - フォールバック用のスタイルを用意する
表示のズレを防ぐには、よく使われるブラウザでの表示確認が大切です。
印刷時にも対応する取り消し線の工夫
Webページを印刷する時に、取り消し線が消えてしまうことがあります。
CSSの@media printを使って、印刷用のスタイルも設定しておくことが重要です。
@media printで取り消し線のスタイルを明示- 印刷時に色が薄くならないように注意
- 取り消し線を
border-bottomなどで代用する方法もある
このような工夫をすれば、印刷しても情報が正しく伝わるページになります。
取り消し線に関するよくある質問とトラブル解決

取り消し線が表示されない原因と対処法
HTMLやCSSで取り消し線を書いたのに、なぜか表示されないことがあります。
このトラブルにはいくつかの原因があるので、順番にチェックしていきましょう。
- CSSの書き方にミスがある
- 対象の要素にクラス名やIDが正しく設定されていない
- 他のスタイルで上書きされてしまっている
- ブラウザのキャッシュが古い情報を表示している
まずは上記のポイントを確認し、一つずつ修正することで表示されるようになる可能性が高いです。
CSSが適用されない時の確認ポイント
取り消し線を表示させるには、CSSが正しく読み込まれていないと意味がありません。
表示されないときは、まず基本のチェックをしましょう。
- CSSファイルがHTMLにリンクされているか
- クラス名やIDのつづりミスがないか
- ブラウザのデベロッパーツールでスタイルが反映されているか確認
!importantで上書きされていないか
これらの点を確認すれば、なぜCSSが効かないのか原因が見つかりやすくなります。
メールやPDFに取り消し線を反映させるには
取り消し線をHTMLで書いたとしても、それをメールやPDFにしても表示されるとは限りません。
環境によってはCSSが使えないこともあります。
- メールでは
<s>や<del>のHTMLタグが推奨 - CSSのスタイルは一部のメーラーで無視されることがある
- PDF出力時は、印刷用のCSS(
@media print)を活用する
このように、使うメディアによって取り消し線の書き方を変えることが大切です。
スマホでの取り消し線表示の不具合対策
スマホで取り消し線がうまく表示されない場合もあります。
これはCSSのスタイルが画面サイズに合っていないことや、タップ操作の影響などが原因です。
- レスポンシブ対応のCSS(メディアクエリ)を使う
- フォントサイズや行間が狭すぎないか確認
- 取り消し線の太さや色がスマホで見えにくくなっていないかチェック
こうした対策をすることで、スマホでも見やすく伝わる取り消し線を表示できます。
取り消し線を非表示にしたいときの方法
ページの中には、ある条件のときだけ取り消し線を表示したい場合もあります。
そのようなときには、CSSで取り消し線を切り替える方法を使います。
- 通常の状態では
text-decoration: none;を指定 - 特定のクラスに
line-throughを指定して切り替える - JavaScriptでクラスを追加・削除して切り替え可能
このようなやり方を覚えておけば、ユーザーの動きに応じて柔軟に表示を変えることができます。
複数行にわたる取り消し線を引く方法
文章が長くて2行以上になったときにも、取り消し線がしっかり表示されるようにしたいですよね。
CSSでは自動的に対応してくれますが、スタイルに気をつける必要があります。
text-decoration: line-through;は複数行でも有効- ただし、
display: inlineやinline-blockでの扱いに注意 - 文字間が広い場合は線がずれることもあるので調整が必要
こういった点を意識しておくことで、複数行でもキレイに取り消し線を表示できます。
ユーザー操作で取り消し線を切り替える方法
ユーザーがクリックしたり、チェックボックスをオンにしたりしたときに、取り消し線を出すこともできます。
JavaScriptとCSSを合わせて使えば簡単です。
- HTMLでボタンやチェックボックスを用意
- CSSに
.line-throughのクラスを作る - JavaScriptでクラスを切り替える処理を書く
たとえば次のようなコードになります。
document.getElementById("check").addEventListener("change", function() {
document.getElementById("text").classList.toggle("line-through");
});
このようにすると、ユーザーの操作で自由に取り消し線を付けたり消したりできます。
まとめ

この記事では、HTMLとCSSを使って取り消し線を表示する方法について詳しく解説してきました。
最後に、大切なポイントをもう一度まとめておきます。
- <del>と<s>タグは意味が違う
- CSSのtext-decorationで見た目を自由に調整できる
- JavaScriptを使えば動きのある取り消し線も作れる
- スマホや印刷でも見やすくする工夫が必要
- SEOやアクセシビリティにも配慮してタグを選ぶ
この記事を参考にして、あなたのWebサイトやブログでも見やすくて意味のある取り消し線をぜひ使ってみてください。



